歯並びのQ&A faq

歯並び・かみ合わせの異常と残った歯の本数の関係

2021年11月11日 (木)

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歯並び・かみ合わせの異常を専門的には不正咬合(ふせいこうごう)と呼び、残っている歯の本数と強い関連が認められます。

 

▼残存歯が多いほどかみ合わせは良くなる

 

当然ですが、残っている歯の本数が多ければ多いほど、歯並び・かみ合わせは良くなります。例えば、28本の永久歯がすべて残っているケースと、虫歯や歯周病で歯を失い、残存歯数が20本になっているケースでは、明らかに見た目も噛みやすさも大きく変わりますよね。その点を踏まえると、歯の喪失を防ぐことは、そのまま歯並び・かみ合わせの審美性・機能性を保つことにつながるといえます。

 

▼歯を1本失うだけでもかみ合わせは大きく乱れます

 

虫歯や歯周病、あるいは外傷によって歯を1本失うと、実はそれだけでも歯列全体のかみ合わせが

乱れていきます。私たちの歯は歯列内にすき間を埋めるよう移動する性質があるからです。具体的には、欠損部の両隣の歯が倒れ込んできたり、もともとかみ合っていた歯が伸びてきたりします。そうして歯並び・かみ合わせを大きく乱していくのです。

 

▼残存歯数が少ないと矯正も難しくなる?

 

残った歯の数が減少すると、それだけ矯正治療も難しくなります。処置を施す歯の本数が減るので、治療期間自体は短くなりますが、理想的なかみ合わせを作り上げることが困難となるのです。そのため、矯正治療は残存歯数が多いうちに行った方がより高い効果が得られるといえます。

 

▼まとめ

 

このように、歯並び・かみ合わせの異常である歯列不正・不正咬合は、残った歯の本数が減少するほど悪化していきます。

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