歯並びのQ&A faq

裏側矯正装置の歯肉炎問題って?

2021年12月6日 (月)

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裏側矯正装置を用いた治療では、歯肉炎を発症するリスクが高まります。一部では「歯肉炎問題」ともいわれることもあり、心配されている方も多いことでしょう。

 

▼裏側矯正装置の周りに汚れがたまりやすい

 

裏側矯正装置は歯の裏側という、もともと歯磨きしにくい部分に設置するだけではなく、設定される位置が歯茎との境目付近であるため、歯肉炎を引き起こしやすい構造となっているのです。よほど丁寧に磨かなければ、プラーク・歯石などが徐々にたまっていきます。

 

▼矯正中に歯肉炎になることのデメリット

 

矯正中に歯肉炎になると、歯茎が腫れてワイヤーの調整等が困難となります。場合によっては、矯正装置を一度撤去して、歯周病の治療に専念しなければなりません。そうなると当初の治療計画に乱れが生じ、治療期間の延長へとつながってしまいます。

 

▼虫歯にはなりにくい?

 

歯の裏側は唾液による自浄作用が働きやすく、表側矯正よりも虫歯のリスクは低くなっています。その点は、裏側矯正の大きなメリットといえるでしょう。ただ、歯茎との境目付近は不潔になりやすいので、歯肉炎問題には十分注意しなければなりません。ちなみに、裏側矯正装置は、通常の歯ブラシによるブラッシングだけでなく、超音波電動歯ブラシも活用することで、清潔に保ちやすくなりますよ。

 

▼まとめ

 

このように、裏側矯正装置は表側矯正装置よりも歯肉炎のリスクが高くなっておりますので、その点も踏まえた上で日々のケアに努めましょう。

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